◆新型コロナウイルス感染症について◆

当院の患者さんから「コロナに対してどういった取り組みをしているのか」との問い合わせがありましたのでご紹介します。

 

みつもり歯科医院では1994年からいち早く院内感染予防対策に取り組んでまいりました。世界基準の標準予防策(スタンダードプリコーション)を基本にしたみつもり歯科医院独自のシステムです。具体的には治療に使用する器具、材料等は基本的にClassBのオートクレーブによる滅菌をしたもの、もしくはディスポ製品です。患者さんが接触のする場所にはすべて患者さんがかわるごとにカバーをする、治療が終わる毎に診療台やドアノブなどをすべて消毒薬での清拭など、様々な取り組みで徹底した感染予防をしています。

 

今回、コロナウイルス感染症は上記に加えて

 

①待合室では、

  • 患者さん全員の検温
  • 患者さんの常時マスク着用のお願い
  • 受付のビニルカーテンの設置
  • 待合室椅子の間隔をあける(ソーシャルディスタンシング)
フェイスシールド
フェイスシールド
フェイスシールド
フェイスシールド
フェイスシールド
フェイスシールド
口腔外バキューム
口腔外バキューム

②診療中は

  • 常時強制換気(3台の換気扇と2台のサーキュレーターで空気を引いてます)
  • エアロゾル発生時の口腔外バキュームの使用
  • 術者がフェイスシールドの装着
  • 術者がn95に準ずるマスクの装着
  • ご自分で義歯を外さないよう患者さんへのお願い
  • 口を触らないお願いと触った場合の手指消毒
  • 長期にわたり歯科用チェアーユニット(椅子)のアルコール消毒をやってまいりましたが、清拭の範囲をドアまで拡大しました。

等をしています。

また、1999年から診療は完全予約制、予約優先性のシステムですので、待つことなく予約時間通りに始まり予定どおりに終わるシステムになっています。そのため待合室で他の患者さんと長時間一緒に待つことがまったくありません。

上記に加えて、院長はじめスタッフは毎朝検温等のバイタルチェックをして、健康に問題ないことを確認したのち出社しています。

 


以上のように、どこよりも院内は安全な環境になっていますので、これまで通り安心して受診していただけます。
なお、体調のお悪い方、発熱や咳などの風邪様症状のある方、強い倦怠感のある方は当院の受診を控えていただくこともお願いしています。

みつもり歯科医院 三森


「みんちゃん通信②」 2020年7月号より

緊急事態宣言が解除され街に活気が出てきました。

しかし東京都では新型コロナウイルス感染症で最近では感染者が100人越え、千葉県でもそれまで5人前後だったものが10人を越えるようになり、その多くが20代、30代、40代の若者。なかなか収束しない様相。

 

しかし、この先、ある程度患者数が増加したとしても政府や自治体は再び緊急事態宣言をすることはおそらくないでしょう。他の疾患と比較して、突出して多くの国民が感染したり、亡くなったりすることがなければ、政府や自治体が徹底的に管理して防止するより、経済活動を優先するのは当然といえば当然だからです。

 

緊急事態宣言を解除したことで、多くの人が街に繰り出して買い物や飲み会を楽しんでいますが、大切なのは「緊急事態宣言解除」したことを「安全宣言」をしたと勘違いしないということです。国民各自が自己責任で感染防御するということに国の方針が切り替わっただけですから。

 

これからの世の中のことをウィズ・コロナってよく言いますよね。おそらく、もうアフタ・コロナっていう科学者はいないでしょう。それは、そんなに簡単に新型コロナウイルスはいなくならない、この感染症は収束しないということを示しています。

 

ウィズ・コロナの時代で大切なのは、「正しく怖がる」とよく言われます。怖がりすぎ…例えばマスク・フェイスシールド・グローブをして暑い中外出すれば熱中症になりやすいでしょう。一方、ほとんど家に引きこもってしまえばロコモティブシンドローム(「立つ」「歩く」といった機能が低下する運動器症候群)になってしまうでしょう。そんなに極端なことをしなくても、私たちは感染予防ができます。

 

インフルエンザウイルスと同じように、各自が自分でなるべくかからないように予防することが大切です。3密を避け、換気をよくし、消毒用アルコールや次亜塩素酸ナトリウムによる清拭、せっけんを使った手洗いなどで感染防御しなければなりません(市販の不織布や布などの手作りマスクでは十分な感染防御効果はありません)。学校で感染者が出たら学級閉鎖をしますし、国や製薬会社が今年か来年になるかはわかりませんがワクチンもそのためです。

 

ただ、ウイルスは見えないので患者さんやお客さんを向かい入れる側の感染予防対策はそう簡単なことではありません。みつもり歯科医院の感染予防対策はどの医院よりも早くはじめて今年で26年になります。それでも完ぺきとはいきません。今回のコロナが広まってから取り組みを始めた各医院の対策は大丈夫でしょうか。そして、飲食店さんなどはどこかの専門家の方に教わっているんでしょうか?!

 

今私たちに必要なのは「想像力」。

 

実際のウイルスは見えませんが、下の絵のように想像力を働かしてみましょう!(クリック・タップすると拡大します)】



◆今こんな時だから口をキレイに◆

4月に入って新型コロナウイルス感染症で世界的に不安が広がっています。

日本は特に首都圏で急激に患者数が上昇していて、病床数が不足する事態になりつつあり入院が遅れたり、できなくなる恐れも出てきます

 

今大切なのは新型コロナウイルス感染症だけでなく、他の重篤な疾患にかからないことです。

 

歯科からはその重要性をお伝えしたいのが誤嚥性肺炎です。

 

誤嚥性肺炎は口の中の細菌によって引き起こされます。細菌は歯や舌に張り付いている細菌が剥がれて、唾液に乗って流れ出します。通常は胃に流れ込みますが、こ高齢者になると蓋の動きが低下して、一部が肺に入って定着し急激な肺炎を起こしてしまいます。

 

肺炎を原因とした65歳以上の死亡率は96%と非常に高く、90歳以上では死亡原因第2位に順位があがります。

 

日本での2016年における肺炎死亡者数はインフルエンザや肺炎球菌など様々な原因で男女合計で12万人と思いの外多いです。そのうち誤嚥性肺炎の死亡者数は4万人近いとの驚きの統計が出ています。

 

今こそ歯科予防をしっかりして、誤嚥性肺炎にかからないようにしていただきたいのです。

 

欧米では新型コロナウイルス感染症患者の爆発的増加で人工心肺装置(ECMO)が足りなくなり、若者を救うために高齢者から装置を外す事態も起きているそうです。日本でもそういう事態が起こらないとも限りません。

 

毎日の正しくしっかりした歯磨き、舌磨きで歯垢を除去し、自分ではとれなかった歯垢は歯科医院でしっかりと除去し誤嚥性肺炎にかからない予防をしていきましょう。

 

みつもり歯科医院ではコロナ渦でも多くの患者さんがメンテナンスのために利用してくださっています。

 

当院は上記の取り組みで、様々な施設の中では、安全性が保たれています。安心して受診してくださいますように。

みつもり歯科医院 三森

◆メンテナンスを受けていただく際のご注意とお願い◆

今年の4月もまた厚生労働省による医科・歯科の診療報酬の改定があり、請求金額、請求内容が変わりました。

 

当院では健康保険でメンテナンス(SPT)を受けていただいている場合、同じ内容であっても、請求できること、できなことが月によってかわります。したがって毎回の窓口の負担額・お支払額は一律ではありません。これは歯科特有の複雑な診療報酬制度によるものですので、どうぞご了承下さい。

 

ご来院日には保険証と診券をご提示ください。医院での健康保険証の確認は法令により義務づけられています。

 

歯ブラシは医院の方でご用意いたしますのでお持ちいただかなくて大丈夫です。

 

ただし、電動歯ブラシや特殊な歯ブラシ、歯間ブラシや糸ようじ(デンタルフロス)等をお使いになっている場合には、使う場合がありますのでお持ち下さいますようお願いいたします。

 

診療は歯科衛生士の場合45分、院長の場合30分を予定しています。遅れますとできる内容が限られてしまいます。余裕をもってご来院くださいますようお願いいたします。

 

メンテナンスのお知らせは、受付で予約表に書き入れてお渡ししていますが、はがきでもご案内しています。はがきは現在、スタッフ不足のために発送が遅くなることがあります。その際はご容赦くださいますようお願いいたします。

 

以上よろしくお願いいたします。

みつもり歯科医院 三森